こんにちは!神田です。
ここ最近、何をするにもスムーズにいってましたがやはり中国は手強い!!!!
さすがです、中国。
ここまで言葉が通じないと逆に楽しいですね。
その上私たちがやってきたのが旧正月真っ只中っていうことで普段とは勝手が違うのでなおさらいろんなことでひっちゃかめっちゃかなってます。
言葉に関しては私たち日本人には漢字があるのである程度漢字を見て意味を想像することができるけど、これが欧米とかの人だとほんとに大変だと思います。
だからこそ旅を楽しめるって絶対にあると思うけど。
近くて遠い中国。
おわり
2018年2月7日(水曜日)
【タイ】 バンコク
宿の近くにある老舗ビーフヌードル屋さん。
こんなどローカルエリアで40年以上続いてるらしい。
味はまぁ美味しいけど、そこまで感動するほどではない。
でもこういう素朴でシンプルな味こそがタイ人の味覚ど真ん中を捉えてるのかな。
ガイドマップには載らないけど、地元で愛される名店って感じだ。
宮崎県北のソウルフードは天領うどん!!!
さてさて、田舎者がサイアムにやってきましたよ。
都会すぎてビビる!!!!
俺たちのエリア、高層ビル1個もないのに!!!
バンコクってかなり広域に広がってるから、街の中でも都会と田舎がだいぶはっきりしてる。
このあたりに来るとタイ人もみんなシュッとしてるし、日本人も多いし、欧米人もめっちゃいる。
バンコク内でもこれだから、北部の電気もないようなジャングルの中から上京して来た人なんてめっちゃびっくりするだろうなぁ。
そんな大都会のど真ん中にあるバンコク1のショッピングモール、サイアムパラゴンのさらにヴィトン前という、田舎者からしたらホントすんませんっていう場所であの人たちと待ち合わせ。
「あー、この前はどうもー。」
「金丸さんもそろそろジムに行ってみませんか?1週間無料トライアルありますよ。」
ヴィトン前が似合う2人やなぁ。
今日の日課のジム帰りというアユムさん、ケイさん。
お疲れ様です!!
なにやらケイさんが明日からフィリピンに仕事関係で飛ぶらしいので、今日がお会いできる最後のチャンスということでアユムさんがセッティングしてくださった。
アユムさん、いつも気を使っていただいてありがとうございます。
てなわけでとりあえず軽く甘いもんでもどうですか?ということで、サイアムスクエアっていう通りにやってきた。
オシャレなお店が並ぶエリアで、学校帰りの若者が集まる、バンコクの原宿って言われてるところみたい。
そんなサイアムスクエアの真ん中に一際目を引くお店がある。
マンゴータンゴっていうマンゴーのスウィーツ専門店らしい。
ここ行きたかったんだー!!ってカンちゃんが言うほど今バンコクでめっちゃ人気のカフェスウィーツ屋さんなんだそう。
お店の前に来ると、すでにそこらじゅうに日本人が集まってて、お店の中も日本人まみれ。
マジでめっちゃ日本人多い!!
あちこちから日本語が飛び交っていて、なんかむず痒くなる!!
ガイドブックにもバッチリ載ってるので日本人観光客に大人気らしいんだけど、でも実際味も美味しいので地元の若者もたくさん来るんだそう。
アユムさんもケイさんもよく来てるみたい。
「いやー、僕もう3日連続で来てます。ジム帰りに。」
「3日連続!?アユムさん来すぎじゃないですか?!」
「可愛い日本人の女の子がたくさんいるので何かいい出会いがないかなぁと淡い期待をしながら毎日来てるんですけど、自分から声をかけるような度胸もないのでいつも何かが起きるのを期待して待ってるだけです。そしてなにも起きないです。あー、マンゴー美味しいなぁ。」
いつも完全無欠な感じのデキるビジネスマンであるアユムさんにもそんな一面があります。
アユムさんに会いたい人はマンゴータンゴへどうぞ!!
かなりの頻度で出没するかと思われます!!!
スィーツは実際美味しかったです。
メニューの写真と全然違うけど、味はハイクオリティ。
値段はひとつ80~100バーツ(300円前後)です。
ユルめのグッズあり。
今日も可愛い日本人の女の子が向こうから声をかけて来て連絡先を交換、もしくは女の子がつまずいて俺たちに倒れかかって来て男らしく支えて大丈夫ですか?と紳士に助けてあげて、あれ、この人素敵、みたいな状況になって連絡先を交換、なんていうシチュエーションは起きるはずもなく、みんなで電車に乗って移動。
バンコクの電車って結構高くて、4人だったらタクシーのほうがはるかに安くつくんだけど、この時間にタクシーってなかなか捕まらないんですよね。
バンコクの夕方はめっちゃ混むので、少し距離があるとタクシーが嫌がって乗車拒否してきます。
混んでたら混んでたで渋滞してる間もメーターの値段上がるんだから別によくない?って思うんだけどなぁ。
もしくは、渋滞してるからそこまでならこの値段だね、とふっかけてきます。
で、実際走ってみるとそんなに混んでなくて、普通よりかなり多く払わないといけないっていうパターン。
バンコクでは必ずメーターを使って走ってもらいましょう。
ちなみにトゥクトゥクが1番高いので乗らないほうがいいです。
観光客向けのアトラクションです。
そうして電車に乗ってやってきたのは戦勝記念塔、ビクトリーモニュメント駅。
中心地からちょっと離れた場所にあるんだけど、それでも侮れない面白いエリアみたいだからバンコクは楽しい。
本当バンコクは色んな地域ごとに特色があって飽きないなぁ。
帰宅ラッシュの人が溢れかえる中、アユムさんのオススメのお店に向かっていく。
どローカルなドブ川が流れる生活感溢れる橋の下に降りていき、ずんずん奥地へと向かっていくアユムさん。
細い路地の隙間に入っていき、迷路みたいなドブ川沿いを進んでいくと、そこにたくさんの食堂が現れた。
おお、こりゃまた地元の人しか知らなさそうな場所だな。
よくこんなとこ知ってるなアユムさん。
「いっぱいお店はあるんですけど、全部同じメニューです。ワンコソバみたいに小さな器で何杯も麺を食べるって感じです。」
確かに調理場を見てみると、小さな器に次々と麺とスープを盛り付けている店員さんたち。
それをまるでトランプタワーみたいにお盆の上に積み上げて、絶妙のバランスで運んでいるウェイターさん。
店内のテーブルではマジでワンコソバみたいに空いた器を積み上げてる人たち。
おお、面白そう!!!
麺は麺サンプルの中から選ぶ方式!!面白い!!
外国人なんか1人もいない活気溢れる店内に入り、アユムさんが注文してくれ、運ばれてきたのはこれ!!
おおお!!めっちゃいっぱい!!!
でも確かに小さいからチュルッと食べられる!!!
成人男性なら10杯くらいいきそうだな。
アユムさんも6杯くらいいって今日は控えめですって言ってる。
味はめっちゃ美味しいビーフヌードル。
この酸味とパクチーの風味がたまらないんだよなぁ。
美味しいお店とそうでもないお店があるけど、ここは味もバッチリだった。
アユムさん、本当よくこんなどローカルなところ知ってるわ。
ちなみに1杯12バーツ(41円)。
昔は1バーツ(3.5円)だったらしい。
「よっしゃ、それじゃあライブバー行きましょうか。」
腹ごしらえをしたら今度はケイさんを先頭に歩き出す。
実は先日知り合いからバンコクにとてもいいライブバーがありますよというメールをもらっていた。
それをこの前ケイさんに話したところ、ケイさんもよく行くライブバーだったということが発覚。
さすがバンコクの夜を遊び尽くす男。
俺たちだけじゃ行こうかどうか迷っていたところだったんだけど、ケイさんいわく、おそらくバンコクで1番音がいいお店らしく、演者のクオリティーもタイトップレベルのプレイヤーが集まる場所らしく相当オススメとのこと。
お店の雰囲気自体もかなり良いみたいで、今度行ってみましょうって話になってたんだけど、本当に来られるなんて嬉しいなぁ。
ビクトリーモニュメントのラウンドバウト周辺は各地域に向かうミニバンの発着場になっており、この帰宅ラッシュの時間はいたるところにミニバン待ちの行列ができており、人で溢れかえっている。
そんな人々の間を縫い、ロットゥというミニバンをかいくぐって裏通りを進んでいくと、そこにめちゃくちゃ味のあるバーが現れた。
赤煉瓦の年季の入った建物で、壁にサックスの飾りがかかっている。
これぞジャズバー、っていう佇まいには風格すらある。
お店の名前はそのままサクソフォーン。
店内もまた超絶渋いですよね。
バーカウンターの向かい、店内の真ん中にステージがあり、その上が吹き抜けになっていて2階席からもステージを見下ろせるようになっている。
歴史の匂いが漂う木造の階段、
店内の壁にかかったビッグミュージシャンたちの写真や絵、
カビ臭い年季、
これぞライブバー。
このハコの中でこれまで何千回、何万回とライブが繰り広げられてきた重みが漂っている。
いやー、ケイさんも良いとこ知ってる!!!
そしてメールでこのお店のことを教えてくださった斎藤さんありがとうございます!!
まだお客さんもあんまりいない結構早めの時間帯に来たというのに、ステージ周りの席は全て予約で埋まっていた。
おお、さすがの人気だな。
今日のプログラムは、最初がアコースティックで次がビッグバンドのスウィング、最後がジャズ、ポップス、ファンクという3ステージみたい。
お店のホームページを見ると毎日何かしらのライブをやっており、ピックアップライブでは有名どころも来るみたい。
よく思うけど、こうやって今日の俺たちみたいに、あそこはいつ行っても面白いライブをやってるから、ってプログラムを確認せずにフラッとお店に来る、っていうのがライブバーの理想の形なのかなぁって思う。
誰か目当ての人が出るから、友達に誘われたから、付き合いで、とか日本のライブバーに行くのってそういう形がほとんど。
チラッとライブ聞いて1杯飲んで帰るか、みたいな気軽さがない。
生ライブとの距離が遠いんだよなぁ。
チャージも高いし。
それがこのサクソフォーン。
なんとチャージ無料。
タイトップレベルのプレイヤーと音が楽しめて、こんな素敵な箱で飲めて、チャージ無料とか最高すぎるよ。
それだけお客さんがフラッと音楽を楽しみにやってくるから営業していけてるんだよな。
2階席のステージ正面を陣取った。
最高のポジション。
カクテルは150~200バーツ(600円)くらい。
料理も150バーツくらいで食べられるという良心的な値段。
めちゃくちゃ良いなこのお店。
最初のアコースティックギター弾き語りのオジさんの演奏が始まる。
インストから始まって、ジェイムステイラー、ギルバートオサリバン、クラプトンとか、渋い演奏を聞かせてくれる。
もうこの時点でめっちゃ嬉しい。
ファイアー&レイン、めっちゃいい。
おじさんの弾き語りが終わると、今度はビッグバンドの登場。
サックス、トランペット、トロンボーンの管楽器隊が楽しそうに動きながらノリノリの演奏スタート!!
一気に店内のボルテージが上がって、歓声が飛ぶ。
またバンドも盛り上げる盛り上げる!!!
管楽器隊のソロ回しになると、横のメンバーがソロをしてる人に面白おかしくちょっかいを出して、2人で一つの楽器を演奏したりするんだけど、これがまた上手いから楽しい!!!
トロンボーンのあのスライドするところ、俺も動かしたい!!!
ボーカルもすごく魅せる人で、ビリージョエルの素顔のままでとか、最高にカッコいい!!!
マイウェイはもちろん大合唱だし、タイの伝統的な曲を入れたり、タイの笛を美しく奏でたり、本当に飽きさせないプロのステージ。
カンちゃんも目をキラキラさせて喜んでる。
「カンちゃん楽しいね!!!」
「やっばい、めっちゃ楽しい、ここヤッバイ、今回のタイで1番楽しいここ。素敵すぎるうううううう!!!」
いやぁ、親連れてきたかった…………
美味しいカクテルを飲み、美味しいおつまみを食べ、渋い店内でめっちゃ楽しいライブを観て、合間にアユムさんケイさんと最先端の熱いビジネスの話。
なにこのバンコク生活?
無敵にもほどがあるやん?
世界を股にかけるビジネスマンみたいやん。
まさかバンコクでこんな日々が待ってるとはなぁ。
人生が色々変わろうとしてる。
今回の旅は今までの人生を大きく変えてくれた。
前回は旅に必死だったので、常に旅人だった。
でも今回は、海外で生きる、ということが少なからず体に馴染んだと思う。
別にビジネスとかそういう意味ではなく、視野とか、生きる上での自由さとか、様々なことを学ぶことができた2年間だったと思う。
アユムさんの存在、マジでデカかったなぁ。
イスタンブールで会えたあの日が、俺とカンちゃんにとっての運命的な日だったんだろうな。
将来、10年20年後にもそう同じことが言えるように、アユムさん、そしてケイさんから学んだことを活かして人生を送っていかないと。
このバンコクでの日々を無駄にしないように。
ライブを心底堪能しお店を出たんだけど、あんまり楽しくてもうちょっと飲みたくて、最後のシメにケイさんオススメのタイ料理屋さんに行くことに。
タクシーに乗ってやってきたのは、もう全然どこかわからないローカルなエリアだったと思う。
ケイさんの案内でやってくると、夜の中にこうこう光るお店を発見。
すでに24時だったのにたくさんの現地民で溢れており、かなりの人気店みたい。
「ここの名物がトムヤムママーなんですよ。ママーのインスタント麺で作ってるんですけど、これがマジで美味くて。しかも23時過ぎからしか出さない限定メニューなのでいつもこの時間帯でもめっちゃ賑わってるんです。」
確かに店内のお客さんみんなこのトムヤムママーを食べてる。
ケイさんもアユムさんも良い店知りすぎ!!!
あああ!!親がいる時に今日のお店全部知ってたらなぁ!!!
そんで出てきたのがこれ!!!!
もう美味いの確定ですよ。
「うめええええ!!!なにこれ美味い!!!」
「間違いなくママーのインスタント麺だ!!でもスープめっちゃ美味しい!!!」
ビールを飲みながらトムヤムママーを食べ、辛い味に汗をかいて、また熱い話をして。
やっぱり実体験と結果を叩き出してるケイさんの話はすごく重い。
同い年なんだよなぁ。俺とケイさん。
俺ももっと頑張らないと。
ていうかアユムさん年下やん。
あー、がんばろ。
ちなみにここのトムヤムママー、4人でシェアできるくらい大量で120バーツ(410円)。めっちゃ安い。
他の1品もすごく美味しい。
明日からフィリピンに飛ぶケイさんと固く握手して解散。
アユムさんとはまたバンコクを出る前にお会いできる。
もうバンコクでの日々も追い込み。
全てを片付けて次の国に向かうぞ。