スポンサーリンク 四角い仁鶴がまーるく解決、ドイツの角行きましょう 2017/7/27 2017/07/08~ ドイツ③, ■彼女と世界二周目■ 2017年7月9日(日曜日)【ドイツ】 トリール ~ コブレンツめっちゃ色んなところに行きまくった今回の南ヨーロッパ旅もあっという間に2ヶ月が経った。ここからはドイツ、スイス、リヒテンシュタイン、そしてシェンゲン切れとともにオーストリアインだ。マジで前回の全裸強制退去事件のせいで行けなかった南ヨーロッパの名所の数々をほぼクリアーできてめっちゃ充実してる今回のヨーロッパ。ドイツもデカい。結構色んなところに行ってきたけど、まだまだ面白そうな町が無数に存在する。そしてスイス。あのコンスタンツの国境警察官、この恨み晴らせでおくべきか。あいつのせいでスイスのアルプス地方にまったく行けないままバンパイアと遊んでスイスは終わりになっちまった。まぁあれも今思えば楽しかったけど。でもやっぱりスイス行くならアルプスの山行かんとダメだよなぁ。ハイジがおるような草原行かんともったいなさすぎる。ようやくリベンジの時が来たぞコノヤロウ!!あの国境の前で2リットルくらいオシッコしてやる!!!そして胸ポケットに手を入れてニヤニヤしながら国境を越えてやる!!!やましいこと1つもない今、疑えるもんなら疑ってみやがれ!!!嘘です。怖いから別の国境からスイス入ります。無理はしません。もっとゆるそうな大きなところから行きます。お前ここでケツの穴出したことがあるな!!!ってまた入国拒否されたらシャレなりませんので。そんでリヒテンシュタインも楽しみだ。ここもまたミニ国家なのでちゃんと路上やれるのかわからんけど、やれるだけやってみよう。そこからはホームのオーストリアに戻ってまたガッツリ稼いで、その後ヨーロッパからバイバイだ。ヨーロッパが終わればこの旅の終盤になる。やり残すことのないよう、最後まで駆け抜けよう。トリールを出てのどかな田園風景の中を走り、コブレンツという町にやってきた。俺たちいつも地図で町を選ぶので全然その町のことを知らないまま出てしまうことが多いんだけど、今回はちゃんとこのコブレンツに着いてから町のことを調べてみた。するとまぁ素敵な場所っぽい。このコブレンツはモーゼル川とライン川の合流地に作られた町で、ドイツの角と呼ばれているんだそう。昔から水運が盛んだったこのあたりでは、中世にライン川を通る船から通行税を取るためにたくさんの要塞やお城が築かれた。時が経った今もそれらの廃墟はライン川沿いに取り残されており、ワイン畑がのどかに広がり、そういった景観がライン川中域上部という世界文化遺産に登録されている。なんだかオーストリアのシュピッツみたいだ。向こうはドナウ川、こっちはライン川だ。コブレンツはふたつの川の合流地点にあり、水運の要衝として栄えた場所で、古い町並みが残る美しい町なんだそう。ドイツ最古の町のひとつとも言われてるみたい。ていうかテキトーに選んでるのに行く町行く町、世界遺産の確率高すぎ。というわけで今日は日曜日なので観光客に徹して、Tシャツ短パンという腑抜けスタイルで町に繰り出しましょうか。ドイツの世界遺産の町をTシャツ短パン。もはや地元。地元のオッさんみたいにコーラ飲みながら町の真ん中にやってくると、いい感じのホコ天発見。はい完璧。路上できること確定。道幅、お店の並び、音の響き、完璧です。しかもガレリアって、ドイツのデパートもあって軒が長く出ているので小雨にも対応ですか。いやぁ最高。日曜なのでお店はほぼ全部閉まっていて閑散としているけど、こいつは通りを見ただけで明日の賑わいが想像できる。今日は観光客モードではあるけども、町歩きしながら路上ポイントの目星をつけるのももちろん忘れずに。そんなショッピングストリートを歩いて行くと、車道が交わる交差点があり、そこを渡ると町の雰囲気が変わる。建物が古い歴史的なものになり、中世の面影が濃くなった。分かりやすくこっち側が旧市街、向こう側が新市街ってわけだ。美しい木組みの壁と彫刻が施された建物が町を彩っている。そこからどんどん奥に入っていき、カフェが並ぶ広場を過ぎていくと、やがて川沿いの遊歩道に出た。どうやらこれがモーゼル川。そして歩いて行くと向こうにもうひとつ大きな川が見えた。あれがライン川か。この辺りがふたつの川の合流地点なんだな。日曜の昼下がり、気持ちのいい川沿いにはたくさんの観光客が散歩していた。みんな町のパンフレットを持ち、首からカメラをさげている。アジア人の姿もちらほらあるので、やっぱりここは結構有名な観光地なんだな。そんな遊歩道の先っぽまで行くと、川の合流地点に鋭角に飛び出した広場が作られていた。大きなふたつの川が混ざり合うその角にはたくさんの人たちが集まっており、暑い日差しの下でみんな記念写真を撮っている。なるほどなぁ、これがドイツの角って言われる所以か。広場には巨大な銅像がそびえていたんだけど、これはドイツ帝国初代皇帝であるヴィルヘルム1世の像らしい。第二次世界大戦の戦火により破壊されたけど、今はこうして再建されている。ちょうどライン川の対岸には小高い山があり、その上に何かの大きな建造物も見える。これはエーレンブライトシュタイン要塞で、なにやらヨーロッパで2番目に大きな要塞なんだそうだ。こちら側からは、川の上を渡されたゴンドラであの要塞まで行くことができ、コブレンツの町を一望することができるよう。それにしても平和だなぁ。みんな日陰に座ってのんびりとくつろいでおり、日曜のおだやかな空気が流れている。こうして観光だけの日ってのは開放感ですごくリラックスできる。やっぱりギター持って路上場所を探してる時ってのは気が張ってるもの。場所取りは早い者勝ちだし、ライセンスがいるかもしれないし、時間帯で人通りを逃してしまうかもしれない。今日は休みと決めてゆっくり観光する日って必ず必要だ。とはいってもこうして観光客がたくさんいるのを見るとムズムズしてしまうんだけど。「今ここでやったら良さそうだよなぁあああ…………」「フミ君、今日は休みだよー。路上のことは考えないでのんびりしようね。ホラ、カフェでみんなお昼から美味しそうなビール飲んでるよ。わー、美味しそうー。」「めっちゃ美味しそうー。あの黄色いキンキンに冷えたビールを木陰に座って川を眺めながらチビチビやりながらオリーブつまんで……………あああ!!最高すぎる!!」「飲んじゃう!?」「いや、やめとこうか。まだドイツ入ったばっかりだし、お金も全然貯まってないし。もう少し貯蓄が出来てきたらどこかで贅沢しよう。」「そうだね!!それにしてもドイツの人ってダサいよね。」「それ分かる!!!みんな熊さんのTシャツとか着てるよね!!」そう、ドイツ人、服に気を使ってない人めっちゃ多い!!!!たるたるの熊さんTシャツに普通のジーパン、ちゃんと靴下を履いてスニーカー。おじちゃんはシャツに短パンにサンダル、若者はH&Mの普通の服。別にそれが悪いわけじゃなくて、逆にめっちゃ親近感!!!洗練されてない、素朴な感じ!!!アフリカで買ったTシャツと短パンで歩いてる俺が言えないけど!!!!だってイタリアとフランスのオシャレ具合、尋常じゃなかったもん!!!歩いてる人にモデルみたいな人が多すぎる!!!いやー、同じヨーロッパ人でも金の使いどころが違うんだろうなぁ。ドイツ人は車にめっちゃ金かけそう。イタリアとかではビビってたカンちゃんもおかげでドイツでは油断できるわーってほのぼのしてる。そういうところも含めてドイツ居心地最高。ゲルマン人可愛い。ドイツの角を見たところで遊歩道の反対側に回っていくと、なにやら向こうにたくさんの人が見えた。あれ?なんかもしかしてイベントでもやってるのかな?と近づいていくと、たくさんの屋台が公園の中に出されて美味しそうな匂いが漂っていた。ケバブ屋、クレープ屋、ハンバーガー屋、揚げ物屋などなど、軽食の屋台がズラリとひしめいていて、すごい数の人たちがテーブルに座って楽しんでいる。えー!めっちゃ楽しそう!!!ノボリが立ってるのを見つけたんだけど、そこにストリートフードウィークエンドと書いてあった。B級グルメ祭りみたいな感じやん!!カップル、家族連れ、お爺ちゃんお婆ちゃんもヤンチャな若者も、みんなこのイベントに繰り出していた。いいなぁ、めっちゃいいよ。ヨーロッパはただの古い中世の町ばかりが見所じゃない。普通の人たちが暮らす普通の国々。そういう何気ない日常をもっと覗いていきたい。あー、色々食べ歩きしたいところだけど今日は節約しておくか。ヨーロッパはまだまだシーズン真っ只中。今頃ヨーロッパ中の町で、それぞれに個性的なフェスティバルが催されているはず。これからどんなフェスティバルに巡り会えるか楽しみだ。それから新市街に戻り、地元のオッちゃんたちが集まってるカフェでカプチーノ飲みながらゆっくりネット作業をして、車に戻った。さぁ明日からまた1週間。路上頑張るぞ。ふりかけパスタ美味しい!!~~~~~~~~~~~~~~~~~~東京のホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!このブログを読みながら佐とうのラーメンを食べてる男が今三茶にいるはずです。ミニライスをつけてるはずです。今これを読んで、おわっ!!ってなってるはずです。どうもありがとうございます。佐とう食べてええええええ!!!!