スポンサーリンク かっこ悪いバレンタインデー 2017/2/25 2017/02/10~ アイルランド, ■彼女と世界二周目■ 2017年2月14日(火曜日)【アイルランド】 ダブリン焼きそば美味すぎ。さてアイルランド最終日。明日向かうクロアチアが楽しみすぎてネットで軽く見てみたら、超絶テンションが上がった。真っ青な太陽、きらめく海、アドリア海の古い町、温暖な気候、全ての色が鮮やかで、明るくて、気持ち良さそうで気持ち良さそうで………………そんでドミトリーの窓から外を見てみると、ダブリンの町は相変わらずの曇り空。気持ちが暗くなる。この2ヶ月半、ずーーーーーーーっと雨と曇りと霧だった。たまに晴れる時があると奇跡か?くらいの感じで嬉しくて、でも次の日になったらまた雨と霧。天候のおかげで寒々しくて、出会いもほとんどなくて、路上の反応は薄い。もう棒グラフでいったらずーっとフラットに退屈という切ない状況。なんとか気持ちを盛り上げようと努力して無理やり楽しく振舞っても、また雨と曇りと出会いのない日々で元のフラットに戻る。2ヶ月半の中で棒グラフがピコンって上がったのは在住の日本人の皆さんとお会いできた瞬間と、ウィットビーとリバプールくらいだ。イギリスが好きでたまらない人もいると思う。きっと素晴らしいところがいっぱいあると思う。でも俺たちは発見できなかったなぁ…………そこはイギリスに申し訳ない。あぁ、明日になったらアドリア海の空の下だ。本当はラストのこの日もエビちゃんヨシコさんの家に遊びに行きたかったんだけど、おとといから喉が痛くて若干咳が出る。風邪ってほどではないんだけど喉がイガイガして仕方ない。寝る時にドミトリー部屋が乾燥してるのがいけないみたい。せっかく同じ町にいるんだからめっちゃ会いたいんだけど、もしなんかうつしてしまっても申し訳ないので残念だけど今回は我慢することにした。ヨシコさんからも来なよ来なよーって言ってもらえたけど、こればっかりはしょうがない。あぁ、遊びたかったなぁ。もう1回ニッパチして負けを取り返したかったなぁ。次はいつ会えるかなぁ。でも2日間、全力で遊べて本当に楽しかった。あの2日間のおかげでアイルランドに来てよかったって思えるわ。エビちゃんヨシコさん、またどっかで会いましょう!というわけで最後のこの日は少しだけ町歩きするだけにしておこう。ダブリン観光のメインであるあの場所を最後まで残しておいたんだけど、いい締めになるかな。宿を出発して歩いて10分ほど。お店が並ぶ大通りの横に、いきなり大きな工場の敷地が現れる。大きな建物が並び、銀色のタンクがそびえ立ち、頑丈そうな鉄扉がいたるところにある。無機質な雰囲気のただの工場。でもここはただの工場ではない。だってこれだもの。ここはギネスビールの本社工場。世界中のビール好きがやってくる場所で、ギネス好きにはたまらない聖地なんだろうな。実際工場の周りにはたくさんの観光客がわらわら歩いているし、そんな人たちを狙って馬車も待機している。ギネスビールの創業は1759年。当時使われていなかった醸造所を9000年という意味不明な賃貸契約で借りたというのは有名な話。いまや世界中で飲むことができる黒ビールの代表格だ。そんなギネスの本社工場。観光客のお目当は工場の中を回れる見学ツアー。きっとギネスの歴史や製造工程など面白いものが見られるんだろうな!!よーし、それじゃあ世界中で愛される黒ビールの代表格、ギネスについて勉強するぞー!!入場料、1人20ユーロ。ぐうぅ…………だから高すぎるんだよ…………2人で5000円とかもうどうもならんよ…………さすがにこれは無理だ…………というわけでダブリン最後の観光、これにて終了。け、結局全部高すぎて全然なんも見らんかったな……………まぁいいや、エビちゃんたちに会えて満足だったし、明日のクロアチアで死ぬほど遊び倒してやる。アイリッシュコーヒー、7ユーロ。830円。もう怖い。でもまぁ一応、街に戻ってギネスのお土産は買ってみた。これ。ギネスチョコ。ギネスビールの入ったチョコレートなんだけど、これはちょっと食べてみたかった。ていうか今日ってバレンタインデーなんだよな。そういえば街を歩いてる男の人がやたらと手に花束を持っているなと思ったらそういうことか。いたるところでお花の露店が出ており、みんなそこで大事な人に贈る花を買っている。アイルランドでもバレンタインデーはこうしたイベントになっているんだなぁ。「フミ君、チョコ作ろうか?作らなくていい?」「大丈夫!明後日にはアドリア海の町にいるんだから、この物価の高い国で何かするより向こうで思いっきり美味しいもの食べようよ。振り替えバレンタインデー!!」「うん!そうだね!あー!あったかいところに行けるー!!嬉しいー!!」イベント事はその当日にやるべきものって昔言われたのをふと思い出す。そんなイメージがあるので、物価のせいにして延期するのもカッコ悪いなぁってちょっと思う。でもカンちゃんがそれで不機嫌にならない子でよかった。カンちゃんと手をつないで街を歩いた。幸せそうな人たち。花束を手に歩く男の人。きっと俺たちもその一員。のんびりと人ごみに混じってダブリンの街角を曲がった。