スポンサーリンク





今はなんにも怖くない

2016年12月23日(金曜日)
【イングランド】 スカボロー







あなたはスカボロフェアーに行くんですか?


パセリ、セージ、ローズマリーとタイム






はい、今思いっきりスカボローでござるのすけ!!!







はううううううう!!!!!


あのサイモン&ガーファンクルのスカボロフェアーの町で車中泊して好きやねん食べてしまったあああああああああああ!!!!!





好きやねんとか知らんしいいいいいいい!!!!!



「えええ!好きやねん知らないの!!?たかじんのCM知らないの!!?すっきゃねんがすっきゃねん言うて!!家でインスタントラーメン食べるなら好きやねんかサッポロ1番やし!!」



ウーパールーパーみたいな顔して好きやねんを茹でるこの子、河内長野出身。


好きやねんなんか見たことなかった宮崎出身の僕。



でも今スカボロー。






きゃああああああああああ!!!!!!


ギター始めた中学生のころめっちゃ練習したしいいいいいいいいいいい!!!!!!!


サイモン&ガーファンクルのスコア買ってきて、サウンドオブサイレンスとボクサーとスカボロフェアーめっちゃ練習したしいいいいいい!!!!!



懐かしいなぁ。

フィンガーピッキングのややこしさに指切り落としてやろうか!!ってくらいイラつきながら一生懸命あの有名なイントロを練習したよなぁ。



いやー、昨日のパブでの飛び入りライブもめちゃくちゃ楽しかったし、やっと落ち着く町を見つけた感じだ。

イギリスに来て初めて心がざわつかないで過ごせている。



















ゆうべ車中泊していたのは住宅地の中だったので、もっと落ち着く場所を探そうとスカボローの海沿いを走ってみた。


すると、町の先から海に向かって岬がポコンと飛び出しており、その丘の上に大きな大きなお城の廃墟があった。

古びた城壁が崩れながらのびており、雑草が風に吹かれて寂しげに波打っている。


これはスカボロー城。


曇天の下、海に向かってたつ寂しげなお城の廃墟はとても雰囲気があり、ファンタジーの世界を演出していた。






その岬の下にグルリと海沿いを走る道があり、道沿いに無数のパーキングがあった。


おそらくお城に行く観光客のためのものなんだろうけど、見るとパーキングのチケットマシーンに袋がかぶせられている。

どうやらこの冬場はローシーズンなので、春まで駐車場は全て無料とのこと。



おお、ここいいな。

目の前に広がる水平線、真後ろの崖の上には大きな古城というシチュエーション。


完璧な拠点を見つけたぞ。
















車を止めて歩いて行くと、どうやらスカボローはなかなかの観光地のようで、このお城の周りにある港周辺には観光客用の派手なお店がたくさん並んでいた。













ハーバーにはいくつもの船が並び、岸壁にフィッシュ&チップスやアイスクリームなんかの屋台が出ており、きっと夏場はかなり賑わうんだろうというのが想像できた。



その先には弧を描く砂浜まであり、海水浴場になっている。

この辺りの地名はサンドサイド。

英語だとチャラく感じるけど日本語でいったら浜通りみたいな感じかな。








そして驚いたのが、そんな浜通りにズラリと連なっているのがド派手なカジノ。








電飾でギラギラと光るカジノがいくつも車道沿いに並んでいる。



中を覗いてみると、ユーフォーキャッチャーだとか、コインを投入して中のコインを落としていくゲームなんかがたくさんあり、カジノというよりかはゲームセンターって感じだ。





スカボロフェアーのあの美しい旋律、海にそびえる寂しげな古城、そんなイメージの町だったのに裏手にこんなド派手な観光地があるのが少し残念だった。










というわけでエルビス。













2秒で負けてそれから向かったのは昨日路上をしてる時に声をかけてくださったおじさんの店。








クリスマスイブにウチのお店の前で演奏してくれよとお願いされていたんだけど、オファーは2時間クリスマスソングをやってくれということこと。


うん、無理です。


昨日は勢いで押し切られてしまったんだけど、どう考えても2時間クリスマスソングとか不可能っていうか荒行。


いっそのことジョンレノンのハッピークリスマスをエンドレスで2時間リピートしてギネス狙ってみようかな?って一瞬思ったけどごめんなさいやっぱ無理です。






というわけで教えてもらってたお店に着くとこんな感じ。




お店、肉屋さん。軒が出てるとこ。



こ、こんな人通りの少ない車道沿いで生音で2時間クリスマスソングとか拷問以外のなにものでもない…………


おじさん、俺を再起不能にするつもりなのかな……………





「おー、昨日のシンガーだね!明日はよろしくね!」



中で肉を切っていたおじさんにやっぱりすんません、僕にはキツイですとお断りさせてもらった。



「ぬあああんだとコノヤロウ?一度引き受けた仕事をキャンセルするなんて舐めたことが通ると思ってんのか?よし手を出せ。お前の指をスライスしてパイに混ぜてやる!!」



なんてことになったらどうしよう………ってちょっと億劫だったんだけど、おじさんは、いやー全然大丈夫だよ!君の歌聞いてたら思いついただけのことで、ちょっとやってみたかったんだよ!!って笑ってくれた。



いやー、よかった…………

車道沿いの肉屋さんの前でクリスマスソング2時間とか人生で1番辛い2時間になるかもしれんところやったわ……………


でもおじさん、誘ってくださったことは光栄でした!ありがとうございます!!




















それから昨日のメインストリートに行ってみると、通りは今日もものすごい人で溢れかえっていた。

今日は朝からまともに立っていられないほどの暴風が吹き荒れており、それに雨も混じっていてとても路上に出られるような天気じゃなかったのでギターは持ってこなかったんだけど、こんなにたくさんの人がいるとどうも疼いてしまう。


しかしマジで台風並みの風が吹いて帽子が飛んでいきそうなくらい。

今日はおとなしくネット作業に充てよう。













ホコ天の真ん中に大きなショッピングセンターがあり、サクサクのワイファイが飛んでいるしいい感じのカフェもあって快適に作業ができた。


行き交う人々みんなクリスマス前の駆け込みショッピングで大忙しといった様子で、誰もが手にプレゼントの包装紙やらをたくさん抱えて歩いている。


そして面白いのは、みんな普通にサンタクロースの帽子をかぶっているところ。


パーティーでくらいしかかぶらなさそうなあの赤と白の帽子をかぶり、トナカイの絵が描かれたニットを着て、思いっきりクリスマス仕様で町を歩いている。


結構恥ずかしい格好なんだけど、それがいたって普通のことで、犬にまでサンタクロースを乗せてたり、全身妖精のコスプレをしてる人もいる。


ショッピングセンター内に流れているのは新旧のクリスマスソング一色で、もう誰もがこの聖なる日を心から待ちわびて楽しんでいるようだ。


めっちゃ本場なんだもんなぁ。




















そんなクリスマス一色の中で作業に没頭していると、店員さんからそろそろお店を閉めるわと言われた。

まだ18時。


昨日は20時くらいまで開いていたのに、やっぱりクリスマスに向けて営業時間も短くなっていってるのかな。





外に出ると変わらず暴風が吹き荒れており、飛ばされそうになりながら歩いた。


頭上にはイルミネーションの明かりがハッピークリスマスと光っており、通りにはすでに人の姿はまばらだった。


そうだよな、もう23日。

みんな家に帰って大事な人たちとの時間をゆっくり過ごすんだ。


暖炉に火が揺らめき、神に祈り、賑やかな食卓を囲み、1年の喜びと悲しみを分かち合う。



俺たちも帰ろう。

カンちゃんと寄り添って静まった町を背にした歩いた。





















んで、カジノ。






「いやっふー!!コイン2枚ゲットー!!」



「あああ!!ジャックポット入った!!これ入ってるよね!!えええ!!ダメだった!!!」



「今の入ってたしいいいいいい!!!!きゃあああああああ!!!!」












クリスマス前にカジノとかめっちゃ悪いことしてるような気がして新鮮!!


これ、コインを投入して回りながら落ちていき、下の円盤の上に描かれているそれぞれの枠の中に入ったら指定のコインがもらえるというゲーム。


普段こういうところ全然行かない2人なのでチープなゲームにめっちゃハマって大騒ぎ。


イギリスのカジノってお金で専用のコインを買うんじゃなくて、実際の2ペンスコインに両替してそれをそのまま使うんだね。





たったの4ポンド、570円で1時間くらい大はしゃぎしてカジノ大満足。

この2人がマカオとか行ったらどうなるんだろう…………


でも2人とも小心者だからちびちびやってるだけだろうけどね。





















それから車に戻り、ビールを飲みながらすべらない話を見た。

寝袋にくるまって、ポテチを食べながらビールを飲み、2人して大笑い。



海沿いの崖の下に車を止めているので風がとても強く、ビューンと吹くたびに車が揺れるほど。

その風には雨も混じっており、バタバタと車体を叩く音が響く。



回りは真っ暗でなんにも見えず、パソコンの明かりが車内を淡く照らし、この世界に2人だけのような気分になる。
まるで洞窟の奥深くか、広大な闇を漂う宇宙船の中にいるよう。





それが嬉しくてしょうがない。


孤独感が強ければ強いほど、カンちゃんと一緒にいる安堵感も大きくなる。


誰も俺たちのことを邪魔しない。
とてもとても、純粋な2人きりになれる。















すると、いきなりカンちゃんがパソコンの動画を一時停止した。


え?と思ったらカンちゃんが俺のことを抱きしめて頭をなでなでしてきた。



「ハッピーバースデートゥーユー、ハッピーバースデートゥーユー、ハッピーバースデーディアフミ君ー。」



日付が変わり、24日になっていた。




「生まれてきてくれてありがとうね。おめでとう。」




風は絶え間なく吹き、2人の孤独感をあおる。


昔、こんな真っ暗なとばりの底に取り残される夜がすごく怖いときがあった。
いつか孤独と仲良くなれるかなぁなんて思いながら旅をしてきた。



でも今はなんにも怖くないなぁ。
なんにも怖くない。


カンちゃん、ありがとうね。







~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


神奈川のホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!


今ごろ日本は正月も明けて仕事が始まったころでしょうね。みなさんが大事な人と笑顔に満ちた時間を過ごせたことを心から願います。


どうもありがとうございます!!

スポンサーリンク



ブログのランキングというやつをやっています。
よかったらクリックして下さい。
クリックが投票の代わりになります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
にほんブログ村



世界中のホテルが予約できるサイトです。
家族旅行もバッグパッカーも、ここから予約してくれたら僕にアレがアレなのでよろしくお願いします! ↓↓