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ロサンゼルスでデートするなら

9月14日 土曜日
【アメリカ】 ロサンゼルス







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サンタモニカビーチの上、少し早めに目を覚ます。

まだ朝だというのに、すでに海ではサーファーたちが軽快に身をくねらせている。




ぼんやり海を見ていたら、いきなり俺の真横から1人のオッさんが現れた。

うおっと思ったら、そのオッさん。
何やらどったかで見たことあるような機械を持って砂浜を歩いている。



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金属探知機か。
反応のあったところを、網でできたヒシャクみたいな物で砂ごとすくい、残った鉄を回収ってわけだ。

小銭とか指輪とか、金目のものが落ちてることがあるんだろうな。

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荷物をまとめてシャワーで頭を洗い、急いで車道まで上がってきた。

ビーチへの入り口の橋のところにはたくさんの観光客が群がっており、そのほとんどが若い日本人たちだ。

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みんな楽しそうに写真を撮ってる横で、まだ濡れた髪をバサバサと垂らして、昨日路上でいただいたリンゴをかじる俺。







しばらく待っていると、車道からクラクションが鳴った。
車から手を振ってる日本人女性。

あれ、誰に手を振ってるのかな?





俺ですよね(^-^)/

今日は楽しいデートなのですよ。


お迎えいただいた女性の車に乗り込む。
ロサンゼルス在住のこの方。
名前・顔出しNGなので仮名ロス子ちゃんでいきましょう。

おとといにメールをいただいていたんだけど、ロサンゼルスにこれだけいて僕がまだハリウッドサインを見ていないということで、連れ行ってもらえることになった。


あまり見所のないロサンゼルスでこれだけは見ないといけないという目玉観光地ですよね。
ハリウッドサイン。

山の頂上のあたりにあるあの白いハリウッドの看板。
たまにはこういうザ・観光もしないとな。







いやー、ロス子さん。
とても気さくな方でお話が楽しい。

楽しくて楽しくて、時間を忘れてドライブ。





て、あれ?




ハリウッドサインてどんなのでしたっけ?









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勢いあまって裏まで行ってしまいました。

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すげー、ハリウッドサインの裏って行けるんだな。


ここまで行きたい物好きな方のために行き方を説明しましょうか。








えーっと………




看板に向かって行けばたどり着けます(^-^)/



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山の途中で車を止めて、そこからハイキングコースを歩いていくんだけど、その道がとてもいい。

メキシコに近いため、南国らしい植物がはえていて、地面は乾いた茶色い砂。

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登る途中から見えるロサンゼルスの街の景色が素晴らしい。

海に向かって平野がどこまでも続いていて、隙間なく建物がひしめいている。

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しかしニューヨークみたいに高い建物はほとんどなく、わずかにダウンタウンのビル群だけが、平野の中にニョキニョキと寄り添っている。

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そして市街地側の反対はというと、碁盤目に開発された住宅エリアと、そのすぐ向こうに大西部の険しい自然が広がっている。

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こうして街を一望してみると、ロサンゼルスがいかに厳しい自然の中に造られた人工の街なのかを把握することができる。

いや、街なんて全部人工でしかないんだけど、その新しさがアメリカを象徴しているようだ。


ダウンタウンは大都会、海岸に行けば美しすぎるビーチがどこまでものび、ハリウッドなんかのエンターテイメントも揃っている。

そして少しドライブすればこんな山にも登ることができる。

グランドキャニオンの片鱗である山々の連なりから穏やかな風が吹いてくる。
とても静かで、ここがどこなのか、ふと忘れてしまいそうなほどに郷愁を誘う。


ロサンゼルス、本当に良いところだな。
なんだか、これだけ違和感なく居心地のいい場所って今までなかったかもしれない。

まるで昔から住んでるような、そんな気にさえなってしまう親近感がある。

これこそロサンゼルスの魅力なのかな。

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山を降り、それからロス子さんのオススメのご飯を食べにコリアンタウンへ向かう。

このコリアンタウンのでかいこと。


日本人街であるトーランスが可愛く見えるような、完璧な韓国っぷり。

通りに並ぶ看板はすべてハングル文字で、歩いてる人もほぼ韓国人。

そしてその広大さ。
かなり車を走らせてるのに、どこまで行ってもハングル文字が途絶えない。

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そんな街の中にあるレストランでお食事。
本格的な韓国料理って初めてかもしれないな。
とっても美味しかった。

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1日ロス子さんとデートして、それからマンハッタンビーチまで送っていただいた。

これから数日はこのビーチで歌おう。

ロス子さん、面白い方だったので書けないのが残念だけど、デートの詳細は2人の秘密ということで(^-^)/


て、て、手も握ってないからああああ(´Д` )


ロス子さん、誘っていただいてありがとうございました!!









時間はすでに17時。
土曜日のマンハッタンビーチは、桟橋を中心にたくさんの人でごった返していた。

桟橋の上が1番人通りがあるんだけど、まず間違いなく歌うのは禁止だろうから、浜に沿ってのびる歩道で歌うことに。

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たくさんのお城みたいな綺麗な家が並んでおり、犬の散歩やジョギングをする人たちで、人通りは多すぎず少なすぎずのいい具合。


そんな歩道の脇、外灯のポールにもたれてギターを鳴らした。


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このマンハッタンビーチにはベニスやサンタモニカにいるようなホームレスや頭のおかしいオッさんたちが1人もいない。

バスキングをしてる人の姿もないので、まさに俺の独壇場&絡んでくる物乞いがいないのでやりやすいことこの上ない。

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住んでる人たちはもれなくお金持ちなので、みんな上品なのもいい。

まぁ、ベニスみたいな刺激的な空気はないけどね。





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夕陽が赤く染まり出すと、周りにカップルや夫婦が腰かけて抱き合いながら歌を聴いてくれる。

ロマンチックだな。


夕陽が沈み、空の赤が真っ暗になり外灯がともったころにギターを置く。

あがりは57ドル。

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スターバックスでWi-Fiを拾い、それから桟橋の下に潜り込む。

土曜日なので酔っ払いや若者たちが浜で遊んでいるけど、ベニスみたいな危ない空気は全然ない。

ささっと寝床を作って寝袋に入った。







最近寒いな。
もうマフラーしないといけないほど夜風が冷たい。
いい加減服を買いたいんだけど、それはメキシコまで我慢したいんだよな。

南米って寒いのかなぁ。



昨日のあまりのポテトチップスとビールで晩ご飯を済ます。
今日はお昼の韓国料理だけ。

最近またさらに痩せたような気がする(´Д` )

結構食べてると思うんだけどなぁ。





さて、明日もまた朝から別の方にお誘いを受けている。
毎日人に会って、歌って、ロサンゼルスは本当に充実している。


ブログを読んでくれてるみなさん、毎日ありがとう。

みなさんの明日が充実したものになりますように。

おやすみなさい。






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