スポンサーリンク 車でポーランドに入ると様子の違いに驚く 2016/9/11 2016/08/19~ドイツ②, 2016/09/01~ポーランド, ■彼女と世界二周目■ 2016年9月1日(木曜日)【ドイツ】 コットブス ~ 【ポーランド】 ブロツワフケバブが美味い。XXLケバブっていうメニューが5ユーロだったので注文したら、とんでもない量の肉が挟まったケバブが出てきた。もはや挟まったっていうかパンを埋没させる勢いのお肉。5ユーロ、550円でカンちゃんと分け分けしてそれでも多いくらいだ。大満足の朝昼ご飯。よっしゃ歌うぞ。頑張って昨日の出費を取り戻してポーランドに向かうわないと、ここから1週間くらいほとんど稼げないエリアだ。ここはまったくもって名前も聞いたことのない国境近くの地方都市。コットブス?って読むのか?でもドイツだ。ハズレはないはず。ホコ天のショッピングストリートに行ったらささやかなマーケットがたっており、屋台が並んで田舎の活気が漂っていた。いいぞいいぞー。通りのど真ん中、カフェが周りにある交差点のところでギターを取り出すと人々がなんだなんだ?とこっちを見てくる。ちょいとお邪魔いたします。CCRのローダイから路上スタート!!やっぱりドイツの路上は楽しいなぁ。通行人、カフェのお客さん、家族連れ、カップル、お爺ちゃんお婆ちゃん、いろんな人がコインを置いていってくれる。これがドイツ最後の路上だ。次はいつドイツに戻ってこられるかわからない。お世話になったドイツに感謝を込めて丁寧に歌った。今日のあがりは3時間で209ユーロ、24100円。ドイツ、ありがとう!!モールの中に中華ブュッフェのお店を見つけた。たくさんのオカズが並んでいて取り放題ってやつ。店内では5ユーロ。お持ち帰りだと5.5ユーロという安さなので、みんな持ち帰り用のパックにしこたま詰めまくっている。俺もカンちゃんも小食なので、1人分だけ頼んで食べるか?って思ってしまうけど、ブュッフェのお店でそれをやったらさすがに怒られる。というわけで俺たちもお持ち帰りでパックに詰めまくって車に戻り、カンちゃんとつっついて晩ご飯完了。さぁ、ポーランドに向かうぞ高速道路を走ってポーランドへ向かっていくと、30分ほどで国境らしき看板が見えてきた。でもいつものようにカスタムもなく、ここもチェックなしの素通りみたい。ただここは高速道路。ポーランドって高速は有料になるのかな?とりあえず国境を越えたすぐのところに簡素な料金所みたいな建物があったので、パーキングに入ってそこをのぞいてみた。「すみませーん、ちょっとお尋ねしたいんですけどー。」「ニエ、イングリッシュ。」おばちゃんが2秒で英語ダメとシャットアウト。ぬぅ…………さすがポーランド…………ここから先はヨーロッパでも東側だ。そこまで貧しくはないけど、裕福なエリアでもない。色んな部分がこれまでの充実した北欧や中欧とは変わってくるはず。気を引き締めていかないと。「マネー、マネー、ブロツワフ、ぶーん!」「あー!アーアー!!ノーマネー!!ノーマネー!!」ブロツワフに行きたいんですけどお金はいくらですか?とジェスチャー交じりに伝えるとすぐに理解してくれ、お金はいらないわよ!!と手を振ってくれた。どうやらポーランドの高速道路は一部区間だけが有料で、基本は無料みたいだ。走り出したはいいんだけど、ポーランド道が悪い!!!!めちゃくちゃガタガタで振動で吐きそうになってくる!!!これでも国境からのメイン道路か!?ツギハキだらけで会話の声が聞こえないくらいガタガタなる!!!「ああああああああああああ、揺れるううううううう。」「あああああああ、この揺れでええええええ、お腹周りのお肉がああああああああ、アブトロニックううううううう。」あまりにもガタガタなりまくって、何十キロこんなガタガタ道が続くんだ?って思っていたら、いきなり車の警告ランプがポーンって音を出して光った。え!?な、なに!?スピードメーターのところに、ビックリマークの光が出ている!!なにこれぇ!!!怖すぎる!!!こんなところで故障とか勘弁してくれええええ!!!「カンちゃん!!ダッシュボードの中に車の説明書入ってるから調べて!!」「うん!!………………えーっとー………全部スロバキア語だから1ミリもわかない!!」レンタカーで外国人が借りるんだから英語の説明書入れとけやあああああああ!!!めっちゃ焦りながら車に負担をかけないようそろりそろりと走っていると、やっとこさ説明書の中に謎の警告ランプのところを発見。スロバキア語はわからないけど、横にタンクの写真が写っているのでおそらくラジエーターの水が減ってるということだろう。ちょっと胸をなでおろす。ラジエーターの水ならなんとかなる。冷却水はガソリンスタンドとかに行けば売店で売ってるし、なんなら水でも代用できる。昔ボロい車で日本を回っている時、何度もラジエーターにペットボトルの水を注いでいたもんだ。でもいつまでも警告ランプがついたまま走っていたらエンジンが過熱してオーバーヒートしてしまう。早いとこなんとかしないと!!!!と、その時、道が他の道路と合流して綺麗なアスファルトになった。どうやらここからがちゃんとした高速道路になるみたいだ。ガタガタが止んで、スムーズに滑っていく。よし、このままブロツワフまでなんとかたどり着ければラジエーターの水もなんとか………………あれ?警告ランプが消えてる。まさかの道路のガタガタがひどすぎての誤作動(´Д` )ポーランドの道ひどすきる(´Д` )いやぁ、こういうインフラの整備具合でその国の経済状況って如実に分かるよなぁ。車旅をしていると、街をつないでいくバッグパック旅では見えないその国の素顔が見えてきて本当に面白い。高速道路を走っていると、道の両側に巨大な電光掲示板で『4.3 €』という文字がケバケバしくまたたいている。どうやらあれは1ユーロで4.3ズウォティあげますよ、という換金所のレートの看板のようだ。この道はドイツからの観光客がわんさか通るんだろう。赤い文字が夜の暗闇に浮かび上がって、なんだかアジアとかの観光国のアグレッシブさを思い出させて不思議だった。ポーランドはこれまでの国々とは少し様子が違うみたいだ。少し戸惑いながらも、ガソリンスタンドに入ってみた。値段はだいたいどこもリッター4.3ズウォティくらい。まんま1ユーロだ。115円。ドイツからだいぶ下がったぞ。ガソリンスタンドに入って、さぁ給油しようかなと思ったら、給油マシーンのところに立っていたお兄さんがいきなり給油口を開け始めた。え?ええ?なにしてるんですか?ちょっとやめてください!ってうろたえてしまう。だってこれまでのヨーロッパのガソリンスタンドは全部もれなくセルフサービスだったから。あまりにも久しぶりすぎて、日本みたいにスタッフさんが給油してくれるというサービスに混乱してしまった。ポーランドすげぇ!!いや、これはどうなんだろう?もしかしてチップ目当てのサービスなんじゃないだろうか?アジアとかアフリカとかの国々で観光客に対してやっている、あの押しつけサービスなんじゃないのか?いや、でもここはいってもヨーロッパ。さすがにそれはないだろう。でももしかしたら……………不安がっていたのに、結局何も言われずにガソリン代金だけを払ってスタンドを出た。お兄さんはガソリンを入れてくれただけでなく、窓の拭きあげまでやってくれた。笑顔で。きゃああああああああああああああああ!!!!!!!!包んでええええええええ!!!!!!疑った俺の目ん玉包んでピエロギの中身にしてええええええええええ!!!!!ハァハァ…………なんか戸惑ってしまう…………ポーランド、掴めないなぁ……………ちなみにピエロギってのは餃子みたいなポーランドの伝統料理です。信号に待ち時間の秒数でるのがなんか新鮮。ガタガタ道が終わったおかげで快調に走り、22時半にようやくブロツワフにある友達の家に着いた。ここだ…………懐かしいな。前もここに泊めてもらったんだよな…………家の二階から女の子の楽しそうな話し声が聞こえてくる。マリー、マリー、って外から声をかけると、中の話し声が止み、窓から人影が覗いた。その瞬間、ドタドタドタ!!と階段を降りてくる音がして、玄関から女の子が飛び出してきた。「フミイイイイイイイイ!!!!!キャアアアアアアアア!!!」飛びかかってきたマリシアとハグをした。「マリシア、相変わらず妖精みたいだね!」「フミが車で来るなんて信じられない!!」マリシアと会ったのは前回の世界一周の時のノルウェー。北極圏の町、トロムソでバッグパック旅をしていたマリシアと出会い、その後ポーランドで再会し、とても仲良くなった女の子だ。ルーカスっていうハンサムな男の子も一緒に仲良くなったんだけど、ルーカスは残念ながら今ポーランドから出ているので会うことは出来ないんだけど、マリシアとだけでも会えて本当に嬉しいよ!!「フミ!!明日私のパーティーなんだけど、もし良かったら歌ってくれない?ていうか今回もギター持って旅してるの?」「もちろん!!歌わせてよ!!」「イヤッフーー!!」子供みたいな顔で手を挙げてピョンピョン跳ねるマリシア。可愛いなぁ、マリシア。さぁ入って入って!!今ちょうど友達と明日の準備をしてるところなの!!というマリシアと一緒に家に入った。世界中に会いたい友達がいる幸せ。短いポーランドだけど、めいっぱい楽しむぞ。~~~~~~~~~~~~~~~~~~フィリピンのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!今回フィリピンに行くかわからないけど、どんなところなんだろう。フィリピンってイメージつかないなあ。どうもありがとうございます!!