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レンタカー会社の事故対応がめっちゃひどい

2016年6月16日(木曜日)
【ドイツ】 ケンプテン







朝、パッと目を覚ました。


あれ?全然気持ち悪くないぞ。




お酒が残っていない。あんなに飲んだのに不思議だ。

いつもならあんなに飲んだら二日酔いで寝たきりみたいになってるはずなのに。




「あ、フミ君元気そうだね。ゆうべどんなだったか覚えてる?」




カンちゃんが言ってくるんだけど全然覚えてないので写真を見せてもらった。





























ひどい…………

まったく記憶にない…………





へにゃへにゃになりながらAC/DCを爆音でかけてフォークダンスを踊っていたらしい。

ハイウェイトゥヘルに合わせて。




とりあえずスーパー楽しかったことだけは覚えてるからオールオーケー!!











「ハイフミ、コーヒーでも飲むかい?ゆうべはひどかったな………クレイジーナイトだったぜ…………」




マイケルが酒の残った顔でコーヒーをいれてくれ、3人でテラスに出た。

エディはゆうべのうちにタクシーで帰ったみたいだった。



エディもいいやつだったなぁ。






「フミ、次はどこまで行くんだい?」



「明日はウルムってとこまで行こうかな。」



「ウルムは綺麗な町だよ。またケンプテンに戻って来なよ。」




こんなドイツの田舎の町にこんなにいい友達がいることが誇らしくすらある。



海外の友達とはやっぱりなかなか会えないので疎遠になりがちだ。

いくら仲良くなってフェイスブックを交換しても、3年も経てばほとんどのやつと連絡をとらなくなっている。



そんな中で未だに仲良くしているやつらも数人いる。マイケルみたいに。






すべての人と仲良くして、縁を切らないように努力するのは難しいことだ。

自然と残る人は残っていくんだと思う。自分の気持ちも含めて。




マイケル、クレイジーナイトだったね!!また遊ぼう!!元気でいてよ!!

ありがとう!!



























マイケルの家でゆっくりして移動時間がなくなったので、今日もケンプテンで路上をしてから先に進むとしよう。


早速いつもの軒下で路上開始。












順調に入っていくコイン、そしてCDを買って行ってくれる人たち。



10ユーロと言ったら1200円なので、日本でインディーズのCDを買うのと同じようなもんだ。


ドイツ人の給料はだいたい手取り26万~27万だよと言っていたマイケル。そう考えたら10ユーロは妥当な金額だと思うけど、それにしてもCDを買ってくださる人たちの心の余裕を感じる。


旅のストリートミュージシャンのCDをサッとその場で買うことが俺にできるか?





ヨーロッパ人の、ドイツ人の心の余裕と自分がいいと思ったものにお金を使うその感じがとても好感がある。


真面目でよく働き、娯楽もあんまりない品行方正なドイツ人。


そんなドイツの町で少しでも町を明るくして、人々を笑顔にできたら素敵なことだ。





いやー、子供可愛いなぁ。










ん?






「な、何いっぱい持ってるの………?」




「1ユーロショップがあったから買ってもうた。」




いやぁ、カンちゃんも可愛いなぁ。










いつものように雨が降ってきて町から人が消えてしまい、今日も中途半端に2時間で路上終了。



あがりは166ユーロ。20000円。


頼むからちゃんと歌わせてくれ……………シェンゲンの日数がもったいない…………
















そしてこの町を出る前にとある場所に寄った。


住所を見ながら探していると、路地裏を入っていったところに地元の人たちのランドリー屋さんがあった。


ここだ。




お店の中に入ると、そこには昨日事故をした相手のおばちゃんがいて、忙しそうにシーツをたたんでいた。

俺たちの顔を見ると驚いた顔をして、そして笑顔で肩を叩いてくる。


来る前に買っておいたチェリーの袋をおばちゃんに渡すと、ニコッと笑ってダンケと言ってくれた。

挨拶はちゃんとしとかないとな。












レンタカー会社と連絡がとれない。

俺が歌っている間、カンちゃんがなんとか連絡をとろうとしてくれているのに、電話も通じない、メールも送信できないで、どうしようもない状態だ。


日本の中間業者やバジェットの本店など、他にもあらゆるところに連絡を回しているのに、まともな返事はまだなし。


まったくもって事故の対応の話が先に進んでいない。
どうなってんだ?バジェット?ひどすぎるぞ。





俺たちは旅行中で、すでに予定があるので次の町に行かないといけない。


まだ解決していないのにケンプテンを出ることがおばちゃんに対して申し訳なかった。



おばちゃんは、気にしないでいいから、あとは保険屋さんがやってくれることだから、と笑顔で握手してくれる。


なんとか1日も早くレンタカー会社と連絡をとっておばちゃんを安心させてあげないとな。



おばちゃん、ごめんなさい。




























よし、おばちゃんに挨拶もできたし、先に進むぞ。


次の目的地はここから100キロくらい北に行ったところにあるウルムという町にした。


マジでドイツには無数に町が存在しており、どこで歌っても稼ぐことができる上に全部美しいんだからどこに行こうか迷う。


地図を見て、作りが面白そうだったり、なんとなく楽しそうな町に狙いを定めるという旅の仕方は車ならではだと思う。


大都市を電車やバスで繋ぐだけの旅はヨーロッパではもったいないというのは、前回の旅でとことん感じたこと。





今回は普通の観光旅行では行かないようなマイナーな町にガンガン行くぞ。

ならばあんまりネットで情報を調べないのがいい。

たどり着いた時の驚きを最大限とっておこう。




次の町はどんな町なんだろうなぁ。きっと綺麗で、たくさんの人が暮らしてるんだろうなぁ。


ワクワクするなぁ。



車の中、荷物多すぎ。


















今日は雨がいつまでも止まず、町外れのパーキングに車を止めたんだけど、外に出ることができず、車の中でご飯を作った。


ガスが充満するのでトランクを開けて作るんだけど、雨が吹き込んできて濡れてしまう。



本当毎日毎日、雨だなぁ。

こう雨続きだと気分も暗くなってしまうよ。




そして寒い。

だいたい気温は日中が18°Cくらい、夜で8°Cとかだ。

あんなにインドで灼熱の中にいたのが嘘みたいだ。













カンちゃん!いつも美味しい辛ラーメンをありがとうね!!



ちなみに体重54キロまで落ちた!!


どこまで痩せてしまうんだろう(´Д` )
カンちゃんはどんどん太るー!!って焦ってるのに!!


なんで旅中って男は痩せて女は太るんだろうなぁ。謎だなぁ。
















雨がバタバタと車体を叩く音が響く中、寝袋に包まった。


暗闇と雨に閉じ込められているように感じてしまうけど、カンちゃんとだったらそれも嬉しい。


誰もこの空間には入ってこられない。


明日は晴れるといいな。








~~~~~~~~~~~~~~~~




高知のホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!

なんか四国率がハンパなくて面白くなってきました!!


国内の旅行でもアゴダはいけますね!


どうもありがとうございます!








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